家庭でのスマホルールの重要性と親の役割
2025年2月28日 Vol.1001
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
先週まで保護者面談を実施し、多くの方のお話を伺うことができました。
今日はその中にあったお話から、他の方にも共通しそうなお話を書きたいと思います。

スマホのルールが非常に大切
つばめ学院では年に3回は定期的に保護者との面談を実施しています。
年々多くなるのが、「スマホのルール」に関するご相談です。
お子さんがスマホばかり使ってしまい、寝る時間が遅くなったり、学習効率が下がったりといったことを心配される方がとても増えています。
スマホルールについて、以下の結論をお伝えしています:
・・本人の合意のもとにスマホルールを設定する
・ルールの徹底的な運用は難しいという認識を持つ
・完璧に運用できなくとも、親が気持ちを切らさずに継続する
・本人からの異議申し立てがあれば「なぜそうなのか」をしっかり聞く
上記のポイントをお伝えしています。
親が使いすぎている場合の対応
今日のブログでお伝えしたいことは、実はスマホの運用ルールについてではありません。
「実は私が使いすぎているので、子どもに強く言えないところがあるんです。」というご相談をいただきたことに対する私なりの考えを今日はお伝えしたいと思っています。
例えば、スマホの利用を「1日に1時間まで」と決めたとします。
しかし、お子さんからは「お母さんはもっとスマホ使っているじゃないか」と反論された場合に強く言えない方もいるのではないでしょうか。
心の中でそんなやり取りを想像してしまって、お子さんに強くルールを運用させられないという場合もあるかもしれません。
私の意見としては、
「大人は良いけど、子どもはだめ」です。
大人は自分の行動に責任を負っています。しかし、子どもは違います。責任を負えないし、負わせてはいけない。
お父さんやお母さんがスマホを使いすぎていても、そんな自分を棚に上げて「お前はだめだ」と言えることはとても大切なことではないでしょうか。
本当に相手のことを思う気持ちに愛が宿る
自分のことを棚に上げて、お子さんに強く指摘することは気が引けるかもしれません。
もちろん、そうならないように親が自制できることが理想です。
しかし、親も人間である以上は、それが難しい時もあるはずです。
その時に、どう行動するかが大切ではないでしょうか。
「自分はできないけれど、君にはできるようになってほしい」そういう思いがあって良いはずです。
そういう態度はお子さんからの反発を招くかもしれません。
それでも、「説得力がないから言わない」のと「反発があっても言う」は、お子さんの10年後に大きな違いを生むのではないでしょうか。
我が子の将来を真剣に考えた結果として出る言葉には、愛が込められています。
スマホルールの運用は、お子さんへの愛の表現にもなり得るはずです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。