勉強は楽しい!小学生の学びをサポートする方法
2024年10月19日 Vol.998
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
今日は小学低学年の学習について書こうと思います。
つばめ学院の「つばめキッズコース」で授業している内容をもとにお伝えします。
家庭学習に取り入れて頂ける内容も書いていきますので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
勉強は楽しい!
つばめ学院の小学生コースでは、「勉強が楽しかったと言って帰ってきました!」という保護者からのご意見をよく頂きます。
「勉強はつまらないけれど、やらなければならないもの」という感覚は実は年齢とともに強くなる感覚です。小学生にはそう感じない子も非常に多いです。
まずは「勉強は適切にやると楽しい」という原則をしっかり強調しておきたいと思います。
冷静に考えれば当然のことです。
人間の歴史を振り返ってみても実に多くの人が学問に魅了され、その人生の大半を捧げています。現代でも非常に多くの学者の方がおられます。
勉強がつまらないとするならば、それは「楽しさに気づいていないから」と考えることが適切です。
寄り添う
小学生と勉強を楽しむためのコツをご紹介します。
その一つが「寄り添う」ことです。
「寄り添う」というのは文字通りの意味。
お子さんの隣に座って、お子さんと同じもの見る。それが「寄り添う」です。
私も塾で大いに活用している効果的な方法です。
一緒に問題を読んだり考えたりしてみてください。
生徒と一緒に問題文を読むというのは、塾では非常に効果的です。少し静かなトーンで抑揚をつけながら問題文を読むと、ほとんどの子はその内容に意識を向けてくれます。
そして、大人が一緒に問題を楽しんでください。
「え?これ、どういうこと?」なんて、大人が困ってしまうと小学生は大喜びで参加してきます。
そういうやりとりこそが、「楽しい」になるんです。
学びの経験を積む
小学生の学習において私が常に意識していることがあります。
今日はそれも共有させて頂きます。
小学生は「できるようになるために勉強する」のではなく、「新しいことを学ぶ」という経験をしています。「わかる」ことよりも「経験する」ことを優先させてあげてください。
具体的にお話します。
「1〜3の数字を並べ替えてできる3桁のかずは何個ありますか」
という問題があったとします。
高校生ならば、これを
3! = 3・2・1 = 6 と答えます。
中学生ならば、
樹形図を書いて考えます。
小学生であれば、もちろん「全部書く!」です。
一緒にやると面白いのですが、
「どんなかずがあるかな?」と聞くと、いきなり
「えーっと、213!」とか答えます。
明らかに思いつきなのですが、それをメモして「他には?」と続けます。
途中で数字がダブったり、抜けたりします。それが「経験」です。
そういう経験を通じて、「ルールに従って考えると効率的に考えられる」という考えが生まれます。
それを樹形図にすれば効率的で汎用性がでます。その樹形図を理解できれば、「3!」のような階乗計算も身近に感じることができるはずです。
漢字の練習は「同じ文字を書いて覚える」を経験させます。
「次の日になったら忘れちゃう」も経験してもらいましょう。
「覚え直すときは、最初より少ない回数で思い出す」も経験です。
「3回覚え直すを繰り返すと、もう忘れない」も経験しないとわかりません。
「すべてが経験」の考えならば、失敗も非効率もありません。
お子さんの「経験」のすべてが、後の学びの土台になるはずです。
お子さんの「経験」を増やすという観点で勉強に寄り添ってみてください。
どうしても時間がなくて寄り添えないときは、是非ともつばめ学院にご相談いただければと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。