高校生の学習を成功に導く鍵とは?:日々の積み重ねが未来を変える
2024年10月12日 Vol.997
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
今日は高校生と学習塾について書こうと思います。
教室で毎日高校生たちが頑張る姿を見ながら、「高校生」としてしっかり学力をつけるために何が必要なのかをお伝えできたらと思います。
実はつばめ学院の中には「数学が好きではないけど数学の点数がとれる子」や「中学では好きではなかった数学が高校で好きになった子」がいます。
そうなる理由についてもこのあとで明らかにしていきたいと思います。
親世代とは大きく変わった大学受験
高校生の勉強を語るうえで外せない前提があります。
それが、大きく変わった大学入試制度についてです。
詳細は割愛しますが、親世代が経験した大学入試と今の高校生が受ける大学入試は大きく変わっています。
2月の入学試験で一発勝負して点数順に合否を決める方式で大学に入学する子は、いまや半数以下になってしまいました。
高校生活への影響
大学入試の変化は、高校生の意識も変えました。
以前は「高1と高2までは部活と遊び。高3になってから受験勉強」という考えが圧倒的に少数派になっています。
今は「高1から学校の内申点をとっておいて、高3の大学受験は推薦で早めに終わらせる」という意識の子が増えています。
当然ながら、大切になるのが日々の学習と定期試験対策です。
そして大きな差を生むのが「日々の学習」です。
定期試験対策はもちろん大切ですが、高校生の場合は教科数も多く、定期試験の1〜2週間で大きな差が出ることはありません。
高校のカリキュラムと日々の学習
「日々の学習」と学習塾というのは非常に相性が良いです。
高校の数学や英語のカリキュラムで特徴的な点があります。それが「演習時間が少ない」ということです。
中学までの学習と高校の大きな違いが「演習にかける時間」ではないでしょうか。
中学までは数学の授業の時間に問題演習をする時間があったのですが、高校になると演習の時間はほとんどとらずに概念の説明が授業時間のほとんどを占めます。
この状況で、「授業をちゃんと受けている」だけの子と、「授業をちゃんと受けたうえで演習」までしている子の間には習熟度の大きな差ができます。
習熟度の低い状態で新しい概念を理解しようとすると、考えることが多すぎて情報がうまく入ってこなくなってしまいます。他方で、習熟度が高ければ「新しいこと」だけに意識を向けられるので授業がそれほど難しくは感じません。
学習塾というのは、ある意味では「強制的に演習量を確保する場」とも言えますので、通塾している生徒たちは自然と「習熟した状態」を作ることができます。
高校の勉強は「内容が難しい」と言われることがありますが、私はそう感じません。むしろ「慣れていない状態で次のことをやろうとする」ときに無理が生じて難しく感じる生徒がほとんどだと思っています。
多くの高校生は学校生活と部活で非常に忙しい生活を送っています。
かつてのように「部活」と「受験」を別々に攻略することができない今の高校生には、学習塾という「強制力」をうまく活用して高校の学習を攻略してもらいたいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。