お子さんの「好き」を育てる方法:できることを増やそう

2024年6月21日 Vol.993
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。

「お子さんにどのようなご希望をお持ちですか?」
入塾面談で毎回お伺いする質問です。
この質問に対して最も多い回答は、
「自分の好きなことを見つけて頑張ってほしい」です。

今日は「好きなこと」の見つけ方について書いてみます。

「好きなこと」は「できること」

毎日塾で生徒たちを見ていて気づくことがあります。
英語が得意な子は「いろいろな国にいってみたい」と言います。
数学が得意な子は「将来、ものを作る仕事をしたい」と言います。
当たり前かもしれませんが、「好きなこと」は「できること」の中にあることが多いです。

サッカーが好きな子。
絵を書くことが好きな子。
音楽が好きな子。
いろいろな子がいますが、その「好き」の最初を考えてみると、体験をした最初の段階で「できた」があるのではないでしょうか。

なんとなくやってみたら「できてしまって」、楽しくなった。
最初はうまくいかなかったけど、続けていたら「できる」ようになって夢中になった。

やってもやってもできず、全くうまくならないのに「好き」。
そんなことは、なかなか見かけません。

「できること」を増やそう

私は生徒たちに「できることを増やそうね」と話しています。
「好きなこと」が「できること」の中にあるなら、「できること」を増やせば「好きなこと」を見つけるチャンスも増えます。

「できること」を増やすことは簡単です。
目の前のことに一生懸命に取り組めばできます。
勉強、部活、友達関係。
どれも目の前のことに一生懸命取り組んでほしいです。

他人との比較ではなく、自分の中での変化が大切です。
そこに意識を向ければ、必ず「できる」が増えているはずです。
「できる」が増えても、他人と比べてそれを実感できないのはもったいないです。

見つけた「好き」を大切に

「できる」が増えると、「好き」に出会えます。
その「好き」はきっと自分だけのものです。
それを大切にしてほしいと思います。

これも生徒に言いいますが、
「技能は伸ばせるけれど、好きは伸ばせない」と思っています。

数学や英語の勉強は「技能」です。
これはやれば必ず伸びます。嫌いでも、ちゃんとやれば伸びます。
しかし「好き」は違います。しかし「好き」は違います。意図的に「好き」になることも、無理に強めることもできません。
だからこそ、「好き」は大切なのです。

洋菓子職人になりたい子
国際貢献がしたい子
情報技術を学びたい子
海の動物に関わりたい子
医療で命を救いたい子

私は教室で、いろいろな「好き」を見てきました。
その多くは私自身の「好き」とは全く違いました。
私には全く共感できない「好き」もありました。
しかし、だからこそ、その「好き」は本人にとって重要なのです。

自分だけの「好き」を見つける鍵は、「できる」を増やすことです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

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