学びの隣で:親と子の新しい関係を築く方法
2023年10月11日 Vol.979
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
先日「わぴあ」で市民インタビューアからインタビューを受けるという体験をしてきました。
その時の様子はまた記事ができた時にご紹介したいのですが、今日はそこででた質問についてブログでご紹介しようと思います。
小学校の低学年の時に親がやるべき事は?
インタビュー後の質問に、上記のような「小学校低学年」についての質問を頂きました。
小学校の初めのうちに、お子さんが勉強に対して前向きな姿勢を持てると素晴らしいですよね。
逆に言えば、低学年のうちから「勉強いや!」と言われてしまうのは悲しいことです。
そこで非常に有効な「とっておきの技」があるのでお伝えします。
親が寄り添うと子どものモチベーションは上がる
私も塾の授業で良く使う技なのですが、それが「寄り添う」です。
高度なテクニックも全く不要でかつ強力です。
即座に効果を実感できるものですし、お金をかけずにできる点も良いですよね。
では、もう少し細かく説明します。
お子さんが宿題をやるとします。
その時にお父さんやお母さんが寄り添ってあげてください。
ポイントは「指摘しないこと」。これだけです。
ただ隣にいて、一緒に見ながら、何もしない。
これが「寄り添う」です。
もう少し積極的に関わりたい場合、問題文を一緒に読んであげるといいです。
「えーっと。これは、算数のプリントだね。うん。じゃあ、やってみようか。26ひく8ね。」
こんな感じに落ち着いたトーンで話しかけると、自然とお子さんの鉛筆が動きはじめるはずです。
人は「人の関心」に関心をもつ
ポイントはお父さん・お母さんがお子さんの「宿題」に関心を持つことです。
お父さんやお母さんが「宿題の中身」に関心を持っていないのであれば、お子さんが関心を持てないのも無理ないことです。
人は他人が価値を見いだしているものに、自然と関心が向きます。
他の人が「欲しがっているから」という理由で、ブランドファッションや車などが欲しくなることってないですか?
私はめちゃくちゃあります。
「誰かがそれに関心を持っている」という認識は、それだけで意義があるんです。
まして、自分の親がそこに関心を持てば、お子さんも自然に関心を向けてくれます。
誤解のないように付け加えますが、なにも「宿題を一緒にやれ」と言っているわけではありません。
お子さんが宿題を始めたら、「頑張ってね」といって離れても良いと思います。
それでまたお子さんの鉛筆が止まってしまったら、「どうした?」といってあげれば良いだけです。また一緒にテキストを読んであげてください。
ここまで読んで「なんだか手間がかかるのね」と思った方もいるかもしれません。
それが正解です!
手間をかけてあげてほしいのです。それがお子さんのモチベーションの原泉になります。
お金をかける必要はありません。
手間と心を使ってあげてください。
きっとその時間が、勉強好きの子をつくってくれるはずです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。