力を出し切れなかった夏でも、まだチャンスはある:受験生へのエール
2023年9月2日 Vol.977
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
夏休みが終わりました。
受験生の皆さんは満足のいく勉強ができたでしょうか。
しっかり勉強ができた人は良いですよね。ぜひその調子でガンガン頑張って欲しいです。
今日のブログでは「実は、あまり頑張れなかった」という子に向けたエールを書いていこうと思います。
人の本質とは
あまり頑張れなかったと思っている受験生はもしかすると気落ちしているかもしれません。
それは当然ですよね。
「夏は受験の天王山」ですから。夏休みの過ごし方で受験の結果が大きく左右することは事実です。
しかし。です。
そんな夏に「力を出しきれなかった」という子に伝えたいことがあるんです。
自分には納得のいかない状況。不本意な現状。
そういう場面でどう振る舞うかこそが、人の本質なのではないかということです。
「調子が良い時に頑張る」は誰でもできることです。
しかし、「調子が悪い時に頑張る」をできる人はなかなかいません。
だって、調子が悪いんだから。頑張っても思うような結果が出る可能性は低いです。
まして、
「もうダメかもしれない」と思った時。
「もうダメだ」と思っている時。
そういう時に、それでも頑張れるかどうかはその人の本質ではないでしょうか。
置かれた状況がどうであれ、その状況の中で「自分の全力を出せるかどうか」それが問われているんです。
そもそも、その全力が出せなかったからこそ、この時期に後悔しているわけです。
だったら、それを挽回しましょうよ。
最悪の(と思われる)状況にあっても、自分のできる最善を尽くす。
そこに挑んでもらいたいのです。
私も同じですから
今日のブログテーマをなぜ選んだのか。私も自分に問うてみたんです。
なんのことはない。私もそうだったんです。
誤解のないように書いておくと、この夏に手を抜いたという事ではないんです。
私はできる限りの事を全力でやってきました。
しかし、それでも「もっとできたはず」や「こうしたかった」があまりに多いのです。
つばめ学院はありがたい事に、今年の夏期講習で過去最高の受講生をお迎えできました。
それは同時に、当塾の「限界への挑戦」でもありました。
当然ながら、「もっとできたはず」という思いが細部にいくつも私の目に付きました。
いつでも自分にとっての「100点」を連発できるなら何の難しさもありません。
しかし、そうでない時にどれだけ力を出せるかは「その人の本質」に関わることではないでしょうか。
誰だって「100点」じゃない
そもそも「100点満点の夏休み」なんであるんでしょうか。
そんなもの「ない」ですよね。
誰もが反省点をもって、やりきれなかった何かをもっているはずなんです。
きっと今問われているのは、「そんな状況でも君は全力を出せますか」ということです。
私は受験生に比べればかなりの年長者(おっさん)です。
だから断言するのですが、人生なんてたいがいは「思うようにならない」もんです。
人生の大半をしめる「思うようにならない状況」で、今自分にできる全力を出せるかどうかは決定的に大切な事です。
いま受験生が頑張って勉強している「中身」の多くは、社会になってからは使わなくなってしまう事かもしれません。
それは多くの受験生がわかっているはずです。
だからこそ大切なのは「中身」じゃないんです。
受験に「どう取り組むか」です。
思い切り困難な状況で、いまの自分にできる最善を尽くす。
そういう人間は、どんな時代のどんな社会においても重要な存在になれます。
もし今、夏の自分を嘆いている受験生がいるとしたら是非伝えたいんです。
今日この瞬間からの自分の行動が、人生にとっての宝になるかもしれません。
受験当日はきっと身体の芯から冷えるような寒さになっていると思います。
今日はまだまだ残暑とは思えない暑さですね。
時間はあります。
それ以上に、君の余力はもっとあるはず。
一緒に頑張りましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。