遅れて気づく、計画の真価: 夏休みを制するためのアドバイス
2023年7月17日 Vol.975
つばめ学院は埼玉県和光市にある「生徒を元気にする塾」です。
塾長の関口です。
いよいよ夏休みが始まります。
今日はそんな夏休みにぴったりの「計画」のお話を書きます。
「計画」に慣れておくとよい
私は大学院を卒業した後にIT企業で5年、コンサル会社で5年働いてきました。
どちらも「プロジェクト型」で進める仕事だったので、計画が非常に重要でした。
私もいろいろな種類の計画をたててきましたが、基本的に「計画立案」というのは付加価値の高い仕事に分類されます。
現場でプログラムを作成したり、サービスを提供したりするよりも、まず始めに「計画を作る」という仕事が高く評価されます。
当然ながら担当するのは、プロジェクトマネージャーなどの知識と経験が豊富な人材になります。
それを踏まえて、生徒たちには「計画作りに慣れておくと、将来高収入を得る機会が増えるかもね」などと話をすることもあります。
30分で何ができるのか
計画とは関係なさそうなお話に脱線します。
急に私の仕事のやり方についてのお話です。
私が昼間に何をしているかというと、基本的には夕方以降の授業準備です。
自分で言うのもなんですが、そこそこの量をこなしていると思っています。
在籍生の保護者の方であれば、日々の報告書を見ていただいているのでなんとなくご存知かと思います。
その昼間の作業に「30分タイマー」を最近は活用しているんですね。
別に大層なものではなくて、作業に入る時にタイマーをセットして、「30分後にここまでやる」と決めて作業をするだけなんです。
しかし、この効果は絶大です。このタイマーの有無で実際の作業効率は圧倒的に変わります。
誤解のないように付け加えると、この「30分後の目標」はかなりの確率で未達です。
想定外の電話があったり、宅配物がきたり。お問い合わせのメールを頂いて、すぐに電話をかけたり。
想定外の事が頻繁に起こるので、想定通りに進むことの方が稀です。
それでも効果はあるんです。
たった30分経過しただけで、「やばい!遅れてる」とわかるからです。
次の30分ではそれを挽回するために動くことができます。
この30分単位の修正が全くなく、「3時間でここまでやろう」では全く作業が捗らないんです。
計画は「遅れた時」にこそ真価を発揮する
中高生と話をすると、「計画なんてたてても、どうせその通りにはできないから意味がない」と思う子が非常に多いです。
しかし、本当は違うんです。
「その通りにできない」からこそ、計画の意味があるんです。
動き出してすぐに、「うおっ!遅れてる!挽回しないと」という行動に出るために、そもそも「遅れている」ということに気づく必要があるんです。
気づくためには、「計画」が必要です。
「計画」があるからこそ、遅れを認識できるのです。
夏休みに話を戻します。
多くの方が共感してくれると思いますが、「夏休みの宿題」がなぜ終わらないかといえば、「遅れている」という事実を認識できていないからです。
実際にはすでに「遅れ」が出ているにもかかわらず、「まあ、もうちょっと後で何とかなるでしょう」と考えてしまうからこそ間に合わないのです。
別に「宿題なんてやらねーよ」と思っているわけではないはずです。
でも、終わらない。
そんな夏にしないためにも。
お子さんと一緒に夏の計画をたててみませんか。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
つばめ学院からのお願い
おかげさまで通塾を希望する生徒さんが増えており、今の教室がかなり手狭になっています。
和光市内で良い物件の情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ともご一報いただけますようお願いいたします。